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生命保険と税金

生命保険に契約すると、次の3つの場面で税金と関わりが生じてきます。

1つめは、保険料を支払ったときです。「生命保険料控除」といって、1年間に払い込んだ保険料のうち一定の範囲を所得金額から差し引くことができるので、税金が少し安くなります。
控除できる金額には上限がありますが、節税対策になります。

2つめは、配当金を受け取ったときにかかる税金です。受け取り方によって課税される場合とされない場合があります。

3つめは、死亡保険金や満期保険金、または入院給付金などの各種給付金を受け取ったときにかかる税金です。

生命保険の加入率

生命保険文化センターの調査によると、全世帯の約90%が生命保険に加入しているとのことです。これは全世界を見渡しても、かなり高い数字となっています。
世代別に見ると若い世代よりも当然高い世代の方が加入率は高く、未婚者よりも既婚者、子供がいない夫婦よりも子供がいる夫婦の方が加入率は高くなっています。
今でこそなくてはならない生命保険ですが、戦後日本に登場してきた時はなかなかうけいれてもらうことができなかったそうです。

主契約と特約

生命保険商品の多くは「主契約」と、「主契約」に付加する「特約」を組み合わせて契約することができます。
一つの生命保険に加入すると、その保険からは死亡保険金が支払われたり、入院した場合には入院給付金が支払われたりします。このように多くの保険には複数の保障が備わっていますが、これらの保障のうちどれか一つが主になっており、そこにオプションとして保障を付け加えることにより保障内容を拡充しています。
この主になる保障を「主契約」、オプションで追加している保障を「特約」と呼んでいます。

* 主契約…その契約のベースになるもので、それだけで継続できる
* 特約…主契約に対して付加するもので、いわゆるオプション

保険会社によって、この保険は主契約、この保障は特約という取り決めがあり、A保険会社では医療保障は特約でしか買えない、B保険会社は「医療保険」があるという具合に差があります。また、全ての特約がすべての主契約につけられるわけではありません。これも保険会社によって異なった決まりがあります。

生命保険の免責事由

免責事由とは、保険会社が保険金(給付金)の支払い義務を免れる条件のことを指します。本来保険事故に対して保険会社は保険金を支払う義務があるのですが、この免責事由に該当するときは例外的に保険金の支払い義務を免れます。この免責事由は、保険契約が悪用されたり、保険制度が破綻しないようにするために設けられ、商法や各保険会社の約款でも明記されています。

一般的な免責事由

・告知義務違反
生命保険の契約時に告知した内容と事実に相違があった場合

・生命保険の解約
生命保険が解約された場合

・契約失効中
生命保険料の支払いが無く、生命保険の契約が失効している場合

・被保険者の自殺
契約してからある一定期間以内に被保険者が自殺した場合

・保険金殺人
生命保険の受取人や契約者が故意に被保険者を殺害した場合

・重大な過失
被保険者や契約者が故意ではないかと思われるくらいの過失があった場合

・犯罪
被保険者が犯罪行為をしたとき

・自然災害
地震、噴火、津波などの自然災害が原因で死亡した場合
(阪神大震災時は支払われたようです。

・戦争など
戦争や革命などが原因で死亡した場合

・その他
無免許運転や飲酒運転により、死亡した場合

生命保険の注意点

数多くある生命保険のうち、一番よく普及しているものは「定期付き終身保険」と呼ばれる生命保険です。
一番よく普及している割に誤解も多い生命保険であるとも言われています。
定期付き終身保険とは、主契約となる終身保険に特約として定期保険を上乗せして大型の保障をしようとするものです。子供が小さいうちなどの一定期間の死亡保障を定期保険で大型のものとし、子供が独立した後は主契約の終身保険で死亡保障を確保しようとするものです。多くの人がこの部分をよく理解せずに「定期付き終身保険」に加入しているようです。

生命保険加入の目的

生命保険に加入する場合にもっとも大切なのは、「加入する目的を明確にする」ことです。
残された家族に対するものであるのか、貯金を目的にするものなのか、病気をした時の医療費に対するものなのか。 一家の大黒柱が死亡した時の経済的なリスクに対するものであれば死亡保険に加入することになりますし、長生きした場合の老後資金に対するものであれば養老保険に、病気やケガで高額の医療費が必要となった時に対しては医療保険に加入することになります。
いずれにしても、どうせ加入するなら少しでも自分の目的に合った保険に加入するようにしましょう。もちろん保険に加入する目的は人それぞれ違いますが、大きく分けると以下の3つに分類されます。

-生命保険に加入する目的-

1:死亡した後の遺族の生活を守る死亡保障
2:病気やケガをした場合の入院・手術・通院費用を抑えたい医療保障
3:老後の生活を考えた老後保障(貯蓄目的)

生命保険は万が一に備えるものですし、逆の言い方をすれば、それが起こることは非常に確率が低いものとなります。あらゆるリスクを考えて、保険に加入していると保険料はいくらあっても足りません。
高額のリスクに対しては保険で対応し、それ以外のリスクに対しては自分の貯蓄で対応するというのも1つの方法であると思います。

生命保険とは?

生命保険とは事故や災害などによって、死亡・病気・ケガ・障害・失業・賠償責任など、将来万一の経済的損失(リスク)に備えて“人”にかける保険のことで、契約により死亡などの所定の条件において保険者が受取人に保険金を支払うことを約束するものをいいます。
万一の時に備える一番身近な手段は貯蓄です。
しかし貯蓄については、自分が貯蓄した分の金額しか受け取ることはできません。
ですが生命保険は契約した時点から払い込んだ保険料に関わらず、契約した金額を受け取ることができます。
そのため保険は効果的なリスクファイナンスと言えます。

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